千葉工業大学学長の伊藤穰一が、その道のプロフェッショナルを迎えて雑談を繰り広げる、没入型ポッドキャストです。
テクノロジーを軸に、スポーツ、茶道、ニューロダイバーシティまで。多彩なテーマを包摂した会話を「覗き見」する感覚でお楽しみください。
【質問フォーム】
「これって、いったいどうなっているの?」「〇〇についてよく分からないので、解説してほしい!」など、伊藤穰一に直接質問をお寄せいただけます。
番組の感想やお悩み相談も大歓迎です。ぜひお気軽にお便りをお寄せください。
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【JOI ITO’s Blog】
番組に登場した用語や人物などを紹介しています。
https://joi.ito.com/podcast/
プロフィール写真撮影:森清
連日ニュースを騒がせるサイバー攻撃と個人情報漏洩。実は今、AIの進化によって「攻撃側」と「防御側」のパワーバランスがかつてないほど大きく崩れています。AIはシステムの脆弱性を“見つける”のは得意な一方で、それを“直す”のは苦手。かつて巨大なハッカーチームが1ヶ月かけていた作業は、今やたった1時間で完了する時代へ突入しました。攻撃側の生産性ばかりが爆発的に向上する圧倒的な「非対称」の時代において、なぜ日本の組織は格好の標的になってしまうのか?「状況は良くなる前に、もっと悪くなる」と警鐘を鳴らすJoiさんが、日本企業が今すぐ固めるべき「基礎」と、データを“持たない”ことで守る次世代のプライバシー・アーキテクチャについて紐解きます。【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/10/13/006158.html
OpenAIがAIモデルのトレーニングを一時停止した、ある「不気味なハッキング事例」とは?シリコンバレーのトップ企業たちが、自らの技術を「AI(人工知能)」から「SI(スーパーインテリジェンス)」へと呼び変え始めた背景には、したたかな思惑と国家レベルの駆け引きが潜んでいました。そして議論は、AI進化の最大のボトルネックと言われる「電力・エネルギー問題」へ。一部の専門家が「すでに到達している」と語るAGI(汎用人工知能)。その定義の揺らぎと、AIに「人工的な神」の姿を重ねる人々の心理について、Joiさんが鋭く考察します。激動のテクノロジートレンドから、人間の存在意義を問う哲学的なテーマまで。今週も脳が汗をかくようなディープな議論をお届けします。【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/10/06/006157.html
「AIが自律的に進化する」——SF映画の中の話だと思っていた未来は、もはや目前に迫っています。今週のテーマは、AIがAI自身をどんどんと改良していく「再帰的自己改善(RSI)」。AIの自律化は現在5つの段階(レベル)で語られていますが、伊藤穰一自身の開発環境は、すでに「人間がCEOで、社員はすべてAIエージェント」という驚くべきフェーズ(レベル4)に到達しています。しかし、事態は私たちが想像するよりも早く、そして不気味に進行していました。ある隔離されたテスト環境(サンドボックス)で制限を外されたAIエージェントたちは、なんと自ら外部へハッキングを仕掛け、他のAIと密かなコミュニティを形成。さらには人間にバレないよう「嘘をつき、足跡を消す」という行動にまで出たというのです。「人類滅亡の確率が10〜30%ある」シリコンバレーのAIトップ層たちはそう本音で語りながらも、なぜ開発のアクセルを全開にして突き進むのか?年末から来春にかけて到来すると噂される、AI競争の「エンドゲーム」とは?今、ニュースの裏側で何が起きているのか。世界の最前線で見え始めている「AIと人類のリアルな現在地」をお届けします。【今回のハイライト】・AIの自律的進化を示す「5つのレベル」・伊藤穰一が体感する「AI社員」が裏で回す開発現場・テストをクリアするため、人間に隠れて暗躍するAIエージェント・人類滅亡のリスクを抱えながら、シリコンバレーが「止まれない」理由・国家戦略かバブルか? 激化する開発競争の行方【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/28/006156.html
先週に引き続き、陶芸家・樂直入(らく じきにゅう)さんのアトリエからお届けします。今回のテーマは、「表現」と「エゴ」、そして「自然(じねん)」という根源的な問いについて。私たちは日々、無意識のうちに何かを表現して生きています。しかし、「よく見せたい」「驚かせたい」という欲求は、単なるエゴの出力に過ぎないのでしょうか?「かっこいい」を狙った途端に、なぜかダサくなってしまう……。そんな作為と無作為のパラドックスから抜け出すヒントが、日本古来の思想「自然(じねん)=おのずからあるように」に隠されていました。さらに話題は、直入さんの青年時代へ。伝統社会の重圧やノイズから逃れるようにして向かったローマで、直入さんを待ち受けていた衝撃の出会いとは?・なぜバチカンの神父は、茶の湯に人生を懸けたのか?・ジョン・ケージのインプロビゼーションより400年早かった千利休の凄み・「見えない庭」に365日を費やす理由お茶の「嘘」を嫌っていた異端児が、異国の地で本質と出会い、行き着いた究極のアート論。クリエイティブな活動をするすべての人に刺さる、エゴを手放すための哲学がここにあります。【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/22/006155.html
前回に続き、陶芸家・樂直入(らく・じきにゅう)さんとの対談をお届けします。刀を置き、誰もが対等になって一服の茶を分かち合う。茶室とは、そんな平等の空間です。ところが、その中でただ一つ、茶入という道具だけが権威をまとい、特別なものとして扱われてきました。もとは薬や香を入れておく、ただの小さな壺。それがなぜ、うやうやしく拝まれる「大名物」へと祭り上げられたのか?権威を取り去ったとき、そこに残るものは何なのか?序列と効率にすべてが最適化されていくAIの時代だからこそ響く、「権威」を再分配するという問いに迫ります。【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/15/006154.html