Joi Ito's Podcast

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伊藤穰一

千葉工業大学学長の伊藤穰一が、その道のプロフェッショナルを迎えて雑談を繰り広げる、没入型ポッドキャストです。
テクノロジーを軸に、スポーツ、茶道、ニューロダイバーシティまで。多彩なテーマを包摂した会話を「覗き見」する感覚でお楽しみください。


【質問フォーム】
「これって、いったいどうなっているの?」「〇〇についてよく分からないので、解説してほしい!」など、伊藤穰一に直接質問をお寄せいただけます。
番組の感想やお悩み相談も大歓迎です。ぜひお気軽にお便りをお寄せください。

https://airtable.com/shrKKky5KwIGBoEP0


【JOI ITO’s Blog】
番組に登場した用語や人物などを紹介しています。
https://joi.ito.com/podcast/


プロフィール写真撮影:森清

エピソード一覧

#103 名もなき石が、大名物を超えるとき:茶入から権威を「再分配」する|伊藤穰一 × 樂直入

#103 名もなき石が、大名物を超えるとき:茶入から権威を「再分配」する|伊藤穰一 × 樂直入

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前回に続き、陶芸家・樂直入(らく・じきにゅう)さんとの対談をお届けします。刀を置き、誰もが対等になって一服の茶を分かち合う。茶室とは、そんな平等の空間です。ところが、その中でただ一つ、茶入という道具だけが権威をまとい、特別なものとして扱われてきました。もとは薬や香を入れておく、ただの小さな壺。それがなぜ、うやうやしく拝まれる「大名物」へと祭り上げられたのか?権威を取り去ったとき、そこに残るものは何なのか?序列と効率にすべてが最適化されていくAIの時代だからこそ響く、「権威」を再分配するという問いに迫ります。【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/15/006154.html

#102 主語を手放せない人間の限界:利休の自己矛盾から読み解く、AI時代における「侘び」の真髄|伊藤穰一 × 樂直入

#102 主語を手放せない人間の限界:利休の自己矛盾から読み解く、AI時代における「侘び」の真髄|伊藤穰一 × 樂直入

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前回の配信に続き、陶芸家・樂直入(らく・じきにゅう)さんをお迎えした対談をお届けします。AIやテクノロジーを「人間がコントロールする道具」と捉える西洋的パラダイムに対し、人間も自然もひとつのシステムとしてバランスを取ろうとする東洋の美学。しかし、私たちが自然と完全に一体になるには、決して越えられない壁が存在します。自然界の生態系にあって、人間にないもの。そして、人間だけが持つ「錯覚を信じる力」がもたらす暴走とは?「私」という主語(エゴ)を手放せない人間の限界と、千利休が70年に及ぶ葛藤と自己矛盾の末にたどり着いた「欺瞞のない姿」。万葉集の時代から続くマイナスの感情がいかにして、ポジティブな「侘び」の美意識へと転換されたのか。際限なき成長戦略が世界を覆うAI時代の今だからこそ響く、「足るを知る」エコシステムの真髄に迫ります。【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/08/006153.html

#101 矛盾は解消すべきものなのか?:AI時代の「最適化」では辿り着けない、利休の創造の原点|伊藤穰一 × 樂直入

#101 矛盾は解消すべきものなのか?:AI時代の「最適化」では辿り着けない、利休の創造の原点|伊藤穰一 × 樂直入

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今週も、先週に引き続き陶芸家の樂直入さんをお迎えしています。「千利休」と聞くと、俗世から離れ、静かに茶を点てる人を想像するかもしれません。ところが利休は、内々のことは利休に聞け、と言われるほど権力の中枢にいた人でした。その利休が初代・長次郎に焼かせたのは、文様も装飾もない、ただ真っ黒な茶碗。「花は野にあるように」と説きながら、利権のど真ん中にいる。この矛盾を、樂さんはなぜ解消すべきものだと考えないのか。最適化とイノベーションがすべてを覆う時代にこそ響く、「自己矛盾」の回になります。【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/09/01/006152.html

#100 一子相伝とは「教えない」ことだった:秘伝書も釉薬の調合も残さない、樂家450年のアルゴリズム|伊藤穰一 × 樂直入

#100 一子相伝とは「教えない」ことだった:秘伝書も釉薬の調合も残さない、樂家450年のアルゴリズム|伊藤穰一 × 樂直入

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第100回となる今週のゲストは、約450年続く樂焼の窯元・樂家の十五代、樂直入さん。「一子相伝」と聞くと、代々受け継がれた秘伝の書や、手取り足取り仕込まれる修行を想像するかもしれません。ところが樂家の一子相伝は、「一切教えない」というルールでした。教えない。書き残さない。この一見まったく非合理なシステムが、なぜ450年ものあいだ機能してきたのか。マニュアル化とデータがすべてを覆う時代にこそ響く、「身体的思考」の回になります。【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/08/25/006151.html

#99 美意識の"学習データ"はどこから来るのか:料亭女将のなかで更新され続ける、言語化されないデータベース|伊藤穰一 × 桑村祐子(和久傳)

#99 美意識の"学習データ"はどこから来るのか:料亭女将のなかで更新され続ける、言語化されないデータベース|伊藤穰一 × 桑村祐子(和久傳)

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デジタルアーキテクトで千葉工業大学学長の伊藤穰一(Joi)が、今最も関心を寄せる分野のフロントランナーと語り合うポッドキャスト。先週に引き続き、京都の老舗料亭「和久傳(わくでん)」の女将・桑村祐子さんをお迎えします。今回のテーマは「美意識のデータベース」と「内省のプロトコル」。「品のあるもの同士を足し合わせても、2にしかならない」「作為のあるデザインは、なぜ飽きられてしまうのか?」AIが既存のデータをいくら学習・最適化しても生み出せない、千利休の竹花入のような“ありえない組み合わせのスパーク”とは何なのか。過剰な緊張やおもてなしを強いる現代の美食シーンに覚える違和感から、一杯のお粥が贅沢を超える瞬間まで、研ぎ澄まされた美学の核心に迫ります。さらに後半では、桑村さんからの逆質問をきっかけに、JoiがMITメディアラボ時代から11年以上教え続けている伝説の授業「気づきの原則(Principles of Awareness)」の裏側が明かされます。理屈と不安(Anxiety)に追われるMITの天才エンジニアたちがなぜ瞑想の授業に熱狂したのか? そして、瞑想による「ノンデュアリティ(非二元)」の気づきから、ある学生が全く新しいAIの数学法則を生み出した驚きのエピソードとは——?料理、茶の湯、瞑想、そしてAI。一見かけ離れた世界が「内省」と「気づき」で一本につながる、不思議な対談をお楽しみください。【今回のハイライト】・品のあるもの+品のあるもの=2にしかならない? 美の“非線形アルゴリズム” (1:18)・「作為」が見えた瞬間に飽きる——本当のラグジュアリーと引き算の美学 (2:21)・客に緊張を強いる現代の人気シェフたちへの違和感と、食事の本質 (3:55)・言語化できない所作と空気感:次の時代に必要なサービススタッフの育成 (6:48)・直感派の母と左脳派の父を持つJoiが、瞑想とスピリチュアルに行き着くまで (9:40)・MITメディアラボで一番人気だった授業「勉強するのは自分だけ」 (12:43)・「執着を手放すこと」に執着してはいけない? 悟りをゴールにしない理由 (14:12)・「ノンデュアリティ」の体感から生まれた、全く新しいAIの数学法則 (15:03)・入門も師弟関係もいらない、日常を整える「心の掃除」としてのお茶 (16:18)【出演】・伊藤穰一(千葉工業大学 学長)・桑村祐子(株式会社和久傳 代表取締役・女将)【編集ノート】難しい単語や固有名詞などはこちらで解説しています。https://joi.ito.com/jp/archives/2026/08/18/006150.html