85.自來水的安全

2024-08-12·16 分鐘

本集介紹

各地の河川などから検出が相次ぎ、有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)について、食品安全委員会は初めての評価を正式に取りまとめ、国に対し適切なリスク管理を求めました。さて、このPFAS、発がん性も指摘されているわけですが、今、全国の水道水を調査ということなんですが、立石さん、岡山ですとか、沖縄以外、東京などでも問題になっているわけですね。このPFAS、聞き慣れない言葉なんですけれども、これは人工的に作られた有機フッ素化合物の総称で、その種類は4,700種類以上にも及びます。この中のこの二つが特に毒性が強く、今、問題になっています。

では、全国でどのくらい広がっているのか。こちら。環境省がまとめました。公共用水域と地下水でのPFASの検出状況です。ちょっと見えづらいですけれども、色がついているところが、国の目標値50ナノグラムを超えた場所、関東近郊、それから近畿の辺り、そして九州の辺りと、大きくこの辺りに散らばっているというのが分かります。こうやって見ると、都市部に目が行くような感じそうですね。全国各地に広がってはいるんですけれども、今、都市部以外で特に問題となっているのが、岡山県の吉備中央町というところで、町で独自の調査を行ったところ、28倍の基準値を超えるPFASが検出された。飛び抜けて高い数値が確認されたんです。

各地で検出されているわけですけど、立石さん、なぜこのタイミングなのかということを聞きたいんですが、この問題となっているこの二種類につきましては、もともとはフライパンのコーティング加工ですとか、食品のパッケージ、そして泡を使う消火器など、身近なものに使われていた、ただ毒性が強いと判明した段階で、製造や輸入というのはこういった2010年ですか、2021年に禁止されていて、ほとんど使用されていない、ところが、これは自然界では分解されない物質で、そういうものが残ってしまっている「永遠の化学物質」とも呼ばれているものなんですね。かつて工場や飛行場、こういったものが河川に流れ込んで、それが土壌を通じて地下水になって、我々の水道水に入って影響しているということが考えられるんです。

こうやって見ていきますと、この発がん性との関連も指摘されているわけですから、私たちの影響というのは、どこまでわかるものなんですか。気になりますよね。この食品安全委員会の評価書では、このPFASの発がん性については、「証拠は限定的」としているんですよね。ですが、WHO世界保健機関は、去年12月に、このPFASの中でも問題となっているPFOAという物質の発がん性について検証していまして、四段階中で最も高い段階に引き上げをしている、発がん性が高いというグループに引き上げています。これはカドミウムやアスベストなどと同じグループなんですね。

そして、飲料水1リットルで許容される目標値なんですけど、海外と比べてみました。日本は50 ナノグラムであるのに対しまして、アメリカがそれぞれ4ナノグラム、そしてドイツも四種類合わせて20ナノグラムということです。環境省がこの評価書ですとか、現在進めている水道水の全国調査の結果も踏まえて、この50ナノグラムとしている目標値の見直しを議論するということなんです。これだから、こうやって見ていきますと、日本は基準が緩いということに見える。アメリカ、ドイツ並べる。そうですよね。

そのあたりパックンどう見ますかね。確かに、日本国民の皆さんがこの数字を見ると、外国より緩くしているのはなぜなんだと疑問に思って、多分不安を抱える方いらっしゃると思うんです。でも、浄水すれば取り除くことができる物質ですから、もうはっきりと対策する必要はあると思いますし、不安の方は家庭用の浄水器等を導入することも可能かなと思います。浄水という意味では、この対策、何かできることあるんですね。そうですね。原因特定が難しいため、確かにパックンのおっしゃるように浄水機能の強化というのが一番の手段であると。

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