39.梅雨季的思考

2021-05-31·9 分鐘

本集介紹

日本列島は本格的な梅雨の時期を迎えます。すでに梅雨入りした地域に住む人もいるでしょう。一方、梅雨が訪れない地域に住む人もいると思います。南北に長く伸びる日本列島の多様性にあらためて気付かされます。

梅雨に対し、皆さんはどのようなイメージを持っているでしょうか。「雨がしとしと、ジメジメして気分が乗らない日々….」など少しばかり後ろ向きなイメージが先行しているかもしれません。関東地方で暮らす私も6月から7月中旬まで続く梅雨に同じような気持ちになることが少なくありません。

ここで「自然と人間」の関係を考え直してみましょう。私たち人間は太古の世界から今に至るまで、自然とともに生きてきました。自然と人間は切っても切れない縁で結ばれています。では、梅雨は私たちの生活にどのような影響をもたらすのでしょうか。

多くの雨をもたらす梅雨前線は、農作物やそれらを育てる貴重な水を与えてくれます。梅雨の恵みで私たちは生かされているとも言えるのです。めぐみだけではなく、恐ろしい被害をもたらす可能性がある台風もまた、私たちの生活を支えています。水不足の解消がその一例です。

物事について、ある一つの側面だけが特徴づけられる傾向があります。しかし、ある事象の多面性に目を向けること、なにより物事を複眼的に見ようとする姿勢が必要です。色々な可能性に視線を向けると、新たな発見があるのではないでしょうか。

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